『ホームホスピス』とは、様々な理由によりご自宅での生活を続けることが困難な方々が24時間の見守りとケアを受けながら安心して暮らせる、もう一つの “ 我が家 ” のことです。

日常生活の匂いや音、空気を感じる中で、その方がその方らしく過ごせるように『ご家族』『医療機関』『看護』『介護』『生活支援』、そして『地域の方々』とも手を取り合い共に支援していきます。

ホームホスピスおけたん宇佐は大分県初のホームホスピスです。
ご相談なども受け付けておりますので、ぜひ一度見学にお越しください。

※見学をご希望の方は事前に事務局までお問い合わせください。

※新型コロナウィルス感染症対策のため、受け入れ状況が異なることがあります。

『おけたん』とは、『我が家のように親しんでほしい、安心して暮らしてほしい』という思いが込めて作られた、この家の呼び方です。

大分県北部のかなり限られた地域で使われてきた方言である『おけたん』と言う言葉は、標準語では『わたしの家』『我が家』という意味になります。

年齢や特定の疾患、症状などの入居条件はありません。
どのような状況の方でもご利用いただけます。

昼間は２～４名、夜間は１～２名が常駐し、24時間体制で暮らしをサポートします。

入居者さま一人ひとりのケアプランに沿って、医療保険、介護保険などを利用していただきます。
ご入居前からのかかりつけ医による訪問診療や訪問歯科診療、訪問看護サービス等を受けられるので、医療面でも安心してお過ごしいただけます。

また、訪問理美容もご利用いただけます。

所定員 ： 10名(おけたん宇佐5名、おけたんお隣５名）
所在地 ： 大分県宇佐市大字東高家139−1
TEL / FAX： 0978−32−2899
営業時間 ： 24時間、年中無休
電話受付時間 ： 9時〜17時半
アクセス ： JR豊前善光寺駅から車で5分、徒歩19分
施設設備 ： 個室・食堂・厨房・スタッフルーム・浴室・洗面所
開設日 ： 2018年3月1日
施設長 ： 山田 真実

ホームホスピスへの思い

病院勤務しかしたことのなかった私山田が当法人を立ち上げたのには、亡くなった父が深く関係しています。

1997年に亡くなった父は失語症と認知症があり、精神科に入院中に吐血、窒息死しているのを看護師に発見されました。看護師の私がいるのにどうして自宅介護ができなかったのか、父の死後しばらくは自問自答し後悔していました。その後介護保険制度が開始となり、私は介護支援専門員の資格を取得し在宅ケアに携わるようになると、もっと利用者の方と関わりたい、在宅生活を支える仕事がしたいと思い始めるようになりました。そうしていくうちに、家族を病院では死なせたくない、自宅で昔のように家族でできるだけ看たいと思う友人とともに、理想を実現しようと2010年10月、NPO法人太陽の設立にいたりました。

施設長経歴

●2001年4月～ 医院在籍中に介護支援専門員の資格を取得し、同医院で介護支援専門員及び通所介護管理者として勤務
●2010年10月～ NPO法人太陽を設立し代表理事としてまた、介護保険の通所介護の管理者として2年間活動。その後は介護支援専門員として地元の会社に在籍
●2014年4月～ 久留米のNPO法人たんがくで日本財団の研修制度を利用して、訪問看護とホームホスピスについて学ぶ
●2015年4月～ NPO法人たんがくの訪問看護ステーション宇佐の管理者として在宅医療に携わる

●2016年4月～ NPO法人たんがくから独立してＮＰＯ法人太陽で訪問看護ステーション宇佐を開設

●2017年4月～ NPO法人太陽の代表理事を東氏に交代
●2018年3月～ ホームホスピスおけたん宇佐の施設長に就任
●2024年3月～ ホームホスピスおけたんお隣の施設長に就任

今までの主な活動

 法人を立ち上げた2年間は、ご近所の方を中心にデイサービスやふれあいサロンを行っていました。ご近所の方を集めて料理教室を開いたり、バザーを行ったり、高齢者の方だけの昼食会を開催したり、お楽しみ会や敬老会を開催したりしました。また、デイの一角に駄菓子屋さんを作り子供たちとお年寄りとの触れ合いの場を作ったりもしました。
 その後デイサービスを廃止し、訪問看護ステーション宇佐・ホームホスピスおけたん宇佐・ヘルパーステーション宇佐を新たに開設しました。
 現在は地元の病院・医院・訪問看護ステーションなど各機関と連携を行いながら『その方がその方らしく生き（逝き）ぬく』を支援できるよう、在宅医療に携わっています。